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姿勢が原因で起こる首や肩のコリ 座る姿勢をチェックしてみよう

こんにちは。キュア&ケアの福田です。

今日は、デスクワークやスマートフォンの普及で、長時間同じ姿勢をとり続けることによって起こる こり のお話です。

人の体は横から見ると、頸椎が前、胸椎が後ろ、腰椎が前、仙骨と尾骨が後ろ、という風に緩やかなS字カーブ(生理的湾曲)を描いています。
それは直立二足歩行をする私たちが、体重の10%もある重たい頭を支えるため、また、様々な動きによる衝撃を吸収するために必要だからです。
これは姿勢よく座った時も同じカーブが保たれています。

しかし、長時間のデスクワークやスマートフォン、ゲームなどに夢中になり、下向きの姿勢を取り続けていると、どうなるのでしょう?
顎を突き出し、肩をすぼめ、背中と腰を丸めて、横から見ると体全体で弧を描いているような前屈姿勢になっているのではないでしょうか。
重たい頭部が前にあることで重心が前に移動してしまうので、このS字のバランスは崩れ、体全体(背中全体)で頭を支えなければなりません。
いわゆる猫背の状態です。

また中には猫背ではなくて、姿勢よく背筋をまっすぐ、まっすぐ、と気にして、気にするあまり逆に腰を後ろに突出してしまい、体が反りかえって弓なりの姿勢となってしまう方もいるのでは?
このような場合は骨盤を前に傾けすぎているので、自然に背中を後ろにぐっと引き、顎も後ろに引き気味みにして、背中の中央あたり(胃の裏側あたり)の筋力で重たい頭を支えています。つまり強いS字カーブというバランスの悪い土台の上にうまく頭を乗っけている状態です。体を支えているのは,ほとんど筋力のみの力です。
これでは強い負担が背中と肩の一部に集中してしまいます。

心当たりはありませんか?

これらのような姿勢をとっていると体のあちこちが強張ってくるのも時間の問題です。
例えば、猫背の場合は初めに、常に重たい頭部と両腕を支えている僧帽筋が疲労してきます。この筋肉は大きくて厚みもあるため血行不良を起こしやすい部分です。そしてその緊張は周辺の筋肉群(肩甲挙筋、上後鋸筋、菱形筋、板状金、脊柱起立筋】などに波及してきます。強張った筋肉は血液の循環が鈍くなり、新鮮な酸素や栄養が隅々にまで十分に行き届かなくなってしまいます。またそれだけではなく、強張った筋肉の疲労物質をうまく排出できない状態となり、その部分に溜まっていきます。
その結果、コリ感、疲労感、痛み、などの症状が現れてくるのです。

では、どのようにしたらその負担を減らせるのでしょうか?

座る姿勢を考えた場合、机と椅子のバランスが重要になってきます。体勢も含めて確かめてみましょう。

1. 机の高さは、肩から自然に腕を下ろし、机に触れる肘が直角になるくらいです。
   その位置から肘は少しだけ前にずらします。肘掛を利用すれば肩にかかる負担は減らせます。
2. 椅子の高さは足の裏全体が床についている状態に合わせます。
   ひざと椅子の間に少しゆとり(こぶし大くらい)があるくらいが楽です。
   簡単にチェックできる方法として、縦4つ折りにしたハンカチを椅子と腿の間にはさみ、片手で少し抵抗はあるけれど引き抜ける状態。
   これくらいの高さが目安です。
       もし、机の高さに椅子を合わせ、足が浮いているようならば、足の下に台などを置くとよいでしょう。
3. パソコンの画面は自分の目の高さより若干低め、少し顎を引くくらいです。
   机と椅子の調整ができないときには、パソコンの下に台などを置いて調整しましょう。
4. 目とパソコンとの距離は40センチくらいがベストです。 
5. 背中はまっすぐに、腰と太ももの角度は直角くらいです。
   腰を前にずらして座ると猫背になります。背もたれを上手に利用するのも身体への負担を減らすコツです。
6. デスク下にはなるべく物を置かないように、まっすぐ正面を向いて座るのもポイントです。

如何ですか?
改善できそうな点はありましたか?

次回は、この座り癖で起こるコリの解消法簡単ストレッチ をご紹介します!







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